DHT11、DHT12、DHT22は、いずれも温度と湿度を測定できるデジタルセンサーです。主な違いは、測定範囲、精度、通信方式、そして価格にあります。簡単に言うと、DHT11は安価で基本的な用途向け、DHT22は高精度で幅広い用途向け、DHT12はDHT11をベースに機能を追加したものです。
DHT11
DHT11は、3つのセンサーの中で最も安価で、趣味の電子工作など、精度の厳密さを求めない用途に適しています。
- 測定範囲: 温度 0°C〜50°C、湿度 20%〜80% RH。
- 精度: 温度 ±2°C、湿度 ±5% RH。
- 通信方式: 1-Wire。
- サンプリングレート: 1秒に1回。
DHT22
DHT22は、DHT11よりも高価ですが、その分高い精度と広い測定範囲を持っています。より正確なデータが必要な気象観測やデータロギングなどに適しています。
- 測定範囲: 温度 −40°C〜80°C、湿度 0%〜100% RH。
- 精度: 温度 ±0.5°C、湿度 ±2% RH。
- 通信方式: 1-Wire。
- サンプリングレート: 2秒に1回。
DHT12
DHT12は、DHT11の改良版と見なすことができ、DHT11の基本的な性能を向上させつつ、I2C通信に対応しているのが大きな特徴です。これにより、他のI2Cデバイスとバスを共有できるため、配線をシンプルにすることができます。
- 測定範囲: 温度 −20°C〜60°C、湿度 20%〜95% RH。
- 精度: 温度 ±0.5°C、湿度 ±5% RH。
- 通信方式: 1-Wire と I2C の両方に対応。
- サンプリングレート: 1秒に1回。
まとめ
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項目 |
DHT11 |
DHT12 |
DHT22 |
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価格 |
最も安価 |
中程度 |
最も高価 |
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温度範囲 |
0°C〜50°C |
−20°C〜60°C |
−40°C〜80°C |
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温度精度 |
±2°C |
±0.5°C |
±0.5°C |
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湿度範囲 |
20%〜80% RH |
20%〜95% RH |
0%〜100% RH |
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湿度精度 |
±5% RH |
±5% RH |
±2% RH |
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通信方式 |
1-Wire |
1-Wire / I2C |
1-Wire |
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サンプリング |
1秒に1回 |
1秒に1回 |
2秒に1回 |
プロジェクトの要件に応じて、必要な精度、測定範囲、予算などを考慮して適切なセンサーを選ぶとよいでしょう。